おはようございます、こんにちは、こんばんわ☀
ブログ運営者のとんまるです。
実は私は書店員であり、昔から漫画大好きなのです。
そこで今回はおすすめコミックの紹介をしていこうと思います!
『魔男のイチ』とは

『魔男のイチ』
原作:西修
作画:宇佐崎しろ
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
ジャンル:少年漫画、ファンタジー
巻数:既刊5巻(2025年10月現在)
原作を担当する西修さんは、週刊少年チャンピオンで大人気連載中の『魔入りました!入間くん』の作者です。
作画を担当する宇佐崎しろさんは、以前週刊少年ジャンプで連載されていた『アクタージュact-age』で作画を務めていました。
つまり実力派若手同士のコラボレーション作品と言えます。
おすすめポイント
私は『アクタージュact-age』が大好きで、「これは面白いよ!」と周りに言うほどハマっていました。
内容ももちろんですが、絵の綺麗さと、でも特徴のある作風がとても好きでした。
なので中途半端な打ち切りになったときは正直悲しかったですね・・・
あれから5年経って、宇佐崎しろさんが作画を務めるということで『魔男のイチ』を知り、これは買わねば!と思い購入。
恥ずかしながら『魔入りました!入間くん』を読んでいない私は西修さんを知らず、こんな面白い内容を書ける新人が現れたのか!と思っていました。
西修さんの正体を知って恥ずかしくなりましたね(笑)
①ストーリー設定について
ストーリー設定があまり見たこと無い切り口なので解説します。
特に大きく分けて2つのポイントがあります。
男版魔女=魔男
まず1つ目が”魔男”という設定。
つまり魔女の男バージョンということですね。
それ自体は普通にあり、あまり特定のワードとしてくくられなかっただけであって、男=魔法使い、女=魔女、みたいな表現を他の作品では使われていると思います。
ただこの作品においては、あえて”魔男”としてくくることで意味を持ってきます。
というのも、この作品の世界では、男は魔法を使うことができず、魔女しか存在しないからです。
そして主人公のイチは、あるきっかけで魔法が使えるようになりました。
つまり、魔法は女性にしか使えないという世界のルールからはみ出してしまったのです。
だから、この世界の異質な存在という意味合いも含め魔男として扱われています。
魔法は生き物という世界観
そして2つ目は、魔法が生きている、という設定。
そして、その魔法は習得することができる、というものです。
この世界では魔法は生き物であり、様々なところに生息していて、たまに悪さをしています。
それを魔女が習得することで、その魔女は習得した魔法を使えるようになります。
そして習得には条件があり、ただ倒せば良いというわけではありません。
むしろ倒したとしても習得条件を達成していなければ魔法は復活してしまいます。
そしてなにより、その習得条件の大大大前提が、”女性”であることでした。
この世界は女性しか魔力をもっておらず、そのため女性しか魔法は習得できません。
しかしあるきっかけから魔法を習得し、魔法が使えるようになった主人公のイチ。
そこから展開していくストーリーはどのようになっていくのでしょうか。
②作画がきれい
個人的に宇佐崎しろさんの作画が好きという偏見もあることは承知の上で、やはり作画がとてもきれいなのもこの作品の魅力のひとつです。
シンプルな描写でわかりやすい場面もあれば、重要なシーンではしっかりと描き込みがしてあり迫力があります。
その描き分けがストーリー構成と相まって、より作品に深みを持たせています。
また、真剣なシーンは本当にきれいですが、ギャグシーンのちょっと崩れた感じも個人的には好きな作画です。
少しシュールなギャグシーンが多めかなと思いますが、そこが絵柄とちょうどう良いバランスを生んでいます。
宇佐崎しろさんの作画で個人的に一番特徴的だと思うのは、目の描き方です。
目は口ほどにものを言う、ということわざがありますが、宇佐崎しろさんの作画はまさにそれかなと思います。
目の描き方一つでそのシーンの心情を深く表現している描写はたくさんあり、それだけでコマがすっきりするので、漫画全体としてとても読みやすくなっていると思います。
まとめ
最近の週刊少年ジャンプでは大人気作品が次々と終了し、正直作品力が弱くなっている印象でした。
大物連載は『ONE PIECE』くらいで、最近アニメ化して話題の『SAKAMOTO DAYS』、まだ連載期間の短い作品の中では『カグラバチ』などは比較的人気ですが、逆にそれ以外の作品はあまり目立っているとは言い難いです。
そんな週刊少年ジャンプで連載している漫画の中で『魔男のイチ』は、今後話題の中心になっていく漫画だと言えます。
今後の展開に期待しましょう!
まだまだ5巻と読みやすい段階ですので、ぜひ読んでみてください。
Have a nice day!

実は漫画を1000冊以上持っていて、床が抜けそうとヒヤヒヤしながらも新刊が出るたびに買ってしまう今日この頃。