実は知らない「制作会社と配給会社の違いとは?」とんまる’sコラム

コラム

おはようございます、こんにちは、こんばんわ☀
ブログ運営者のとんまるです。

今回より新たにコラムと題して、映画やアニメなどのエンタメ系を中心に雑学を書いていこうと思います。

皆さまも、”知ったようなふりして実は知らなかった”なんてことあると思います。

はい、私こそまさにそれです(笑)

ということで、皆さまと一緒に勉強していくコラムスタートです!

疑問「制作会社と配給会社って何が違うの?」

映画をよく見に行く中で、ずーーーーっと気にしていたようで気にしていなかったことがあります。
それが、映画の本編が始まる前にさらっと出てくる「東映」とか「ワーナーブラザース」などの会社名のようなもの。(会社、と断言できるほども理解していませんでした)
映画の最後にももう一回流れますね。

なんか映画作ってる会社なんだろうな~くらいにしか考えていなかったのですが、このブログを始めて、いろいろと映画のことを調べている中で、あれ?明確に違うぞ?と思うようになりました。

そこで自分なりに調べてみたら、やっぱり違うことがわかったのでまとめてみました。

一緒に勉強していきましょう!

制作会社とは

制作会社とは何?

映画制作会社とは、映画の企画立案、脚本作成、出演者の交渉、撮影、編集など、映画が完成するまでのすべての工程を担う会社のことです。
つまり映画づくりのメーカーのような存在であり、作った映画は配給会社へ販売し、そこから利益を得ています。

制作会社にはジャンルを絞って専門的に制作している会社があり、実写映画を作成する制作会社や、アニメを作成するアニメ制作会社などがあります。

制作会社=映画を「つくる

具体的な制作会社

具体的な制作会社をご紹介。

日本の主要な制作会社

東宝株式会社(TOHO)
日本の映画業界を代表する会社の一つ。
日本の映画会社「御三家」と呼ばれており、その中でも売上高はトップ。
映画の制作のみならず、配給、興業まですべて行っている。
代表的な作品:『ゴジラ』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』など

東映株式会社
日本の映画業界を代表する会社の一つであり、日本の映画会社「御三家」の一つ。
売上高は東宝に次ぎ2位。
制作から、配給、興業まで行っている。
代表的な作品:『仮面ライダー』シリーズ、『ワンピース』『ドラゴンボール』など

松竹株式会社
日本の映画会社「御三家」の一つであり、設立は一番古い。
制作、配給、興業まで行う。
代表的な作品:『男はつらいよ』など

その他日本の主要な映画制作会社には、KADOKAWA、日活、東映アニメーション、東北新社などがあります。

世界の主要な制作会社

ユニバーサル・ピクチャーズ
ハリウッドの主要なスタジオの中でも最も古い歴史を持つ大手映画製作・配給会社。
アメリカのメジャー映画スタジオ「ビッグ5」のひとつ。
代表作品:『ジュラシック・パーク』シリーズ、『ミニオンズ』『ウィキッド』など

ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ(WB)
アメリカを拠点とする、世界有数の映画、テレビ、アニメーションの製作・配給会社。
「ビッグ5」と呼ばれるアメリカのメジャー映画スタジオの一つ。
代表作品:『ハリーポッター』シリーズ、『スーパーマン』『バットマン』など

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニ・カンパニーの四大事業の一つである映画・音楽・演劇作品の製作・配給を担う部門。
『ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ』、『ピクサー・アニメーション・スタジオ』、『マーベル・スタジオ』、『ルーカスフィルム』、『20世紀スタジオ』など、主要な映画スタジオを傘下に持つ。
アメリカのメジャー映画スタジオ「ビッグ5」のひとつ。
代表作品:『白雪姫』『アベンジャーズ』『トイ・ストーリー』など

パラマウント・ピクチャーズ
世界で6番目、米国では2番目に古い映画スタジオ。
アメリカのメジャー映画スタジオ「ビッグ5」のひとつ。
代表作品:『ローマの休日』『ミッション:インポッシブル』など

ソニー・ピクチャーズ
ソニーグループの完全子会社であるアメリカの多国籍エンタテインメント企業で、映画やテレビ番組の製作・配給・販売などを手がけている。
アメリカのメジャー映画スタジオ「ビッグ5」のひとつ。
代表作品:『スパイダーマン』シリーズ、『ヴェノム』シリーズなど

その他、『ラ・ラ・ランド』などのライオンズ・ゲート(サミット・エンターテインメントなど)や、『ミッド・サマー』などの独特な映画で知られるA24、など様々な制作会社が存在します。

配給会社とは

配給会社とは何?

配給会社とは、映画やアニメなどを制作会社から買い付け、それを興行先(映画館や配信サービスなど)に営業・販売する役割を担う会社のことです。
具体的には、制作会社から作品の権利を買い取り、その作品を公開するための戦略を立てたり、広告宣伝活動を行ったり、全国の映画館への上映交渉をしたりと、より多くの人に映画を見てもらえるように映画を宣伝する大切な役割を担っています。

大手の映画制作会社は、配給も同時に行っていることが多いです。

配給会社=映画を「配る

具体的な配給会社

配給会社の具体的な例はこのようになります。

日本の大手配給会社
◎東宝
◎東映
◎松竹
◎KADOKAWA

洋画配給会社
◎ウォルト・ディズニー・ジャパン(ウォルト・ディズニー・スタジオ)
◎ワーナー・ブラザース・ジャパン(ワーナー・ブラザース・スタジオ)
◎ソニーピクチャーズ・エンターテインメント
◎ユニバーサル・ピクチャーズ(コムキャスト)
◎パラマウント・ピクチャーズ

このように、大手の映画配給会社は、映画の制作も行っており、映画事業を一貫して行っているところが多いことが分かります。

その他、大小さまざまな配給会社が存在します。

興行会社

興行会社とは、映画や演劇などのコンテンツを一般の顧客に上映・提供する事業を営む会社のことで、映画館を運営する会社やイベントを主催する会社を指します。映画業界では、配給会社から作品を買い付け、映画館での上映契約を結び、宣伝・営業活動を通じて最終的に顧客に鑑賞機会を提供する役割を担っています。

具体的には、イオンシネマを展開するイオンエンターテインメント株式会社や、TOHOシネマズ株式会社、ユナイテッド・シネマなどがあります。

興行会社=映画を「届ける

制作会社と配給会社の違い

制作会社配給会社
役割作品を制作する作品を宣伝販売する
具体的な仕事   立案・脚本・撮影など   宣伝・マーケティングなど 

まとめ

映画業界とは、
制作会社が映画を「つくる」→配給会社が映画を「売る」→興行会社が映画を人々へ「届ける」
ことで成り立っていることが分かりました。

基本的には大手の会社が映画の制作から配給、興行まで行っていることが多く、ほぼ独占市場と言っても過言ではないのかなと思います。

ただ映画制作会社に関しては、スタジオジブリや京都アニメーションなど、日本のアニメ映画業界をけん引している会社は多数あります。
また海外ではA24のように2012年に設立され、異彩を放つ映画を世に届けている会社も存在します。

今回は制作会社と配給会社の違いについて見てきました。
映画を見るための視野がまた一つ広がりましたね。
これからもたくさんの映画を楽しんでいきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Have a nice day!

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